女性アイドルの代理人として芸能事務所との勝利的和解に成功した事案
ご相談・ご依頼のきっかけ
ご相談者様はインターネットの専用動画SNSサイトなどを中心に活躍される20代の女性アイドルA様です。数十人の候補の中から選ばれるアワード(賞)を受賞されたご経験もお持ちの方です。
ご相談者様は芸能事務所であるB社との間でタレント専属契約を締結していましたが、契約通りに仕事を紹介してもらえない、一旦予定されたイベント出演のスケジュールをドタキャンされてしまう、ダンスレッスンに通うよう指示され多額の費用の出費を余儀なくされるなどの不満が昂じたことから、B社に対してタレント専属契約を解除する意思表示をしました。すると、契約書に記載のない解約金としてA様に対し数百万円を請求する意思をB社が示しました。
ご相談者様方はできるだけ少ない経済的損失でB社との関係を打ち切りたいとして、弊事務所がご依頼を頂きました。
事件概要
B社が請求する解約金をA様が支払わなければならない法的根拠はないとして、タレント専属契約の無条件での解除に向けて交渉を行いました。
結果
当方がタレント専属契約書に定められた契約解除のステップを一部ジャンプして契約を解除しようとしていること、A様がB社に実際に紹介してもらったタレント業務も皆無でないことから最終的に和解金として100万円を支払うことによるタレント専属契約の解除をB社に提案しました。
B社もこれを受け入れ、最終的に和解契約書の取り交わしによる和解が成立しました。
解決のポイント
当初からA様が一切金銭の支払いに応じる法的義務がないことを断ってB社との交渉に臨んだことが、当方の毅然とした態度を印象付け、解決のポイントとなったようです。
受任から事件解決までの期間
最初のご相談から約4か月間
同様のお悩みをお持ちの方はできる限り早い段階でのご相談をおすすめいたします。